INTERVIEW
PARISBROWのツールを通じて
さまざまなプロの方にお話しをお伺いする
インタビュー企画
INTERVIEW with PROFESSIONAL vol.1
第一回目となる今回は、NYをはじめ海外でもご活躍をされているメイクアップアーティストITSUKIさんです。PARISBROW(パリブロウ)公式Instagram内リール動画にもご出演いただいたITSUKIさんに、"眉"について、メイクについて、PARISBROW(パリブロウ)についてお話を伺いました。
STAFF:
PARISBROW(パリブロウ)のアイテムに沢山触れていただいて、大変嬉しく思います。
Instagramの中では、PARISBROWレコメンドアイテムとして、
「スタイリングブロウペンシル」、「スクリューブラシ」、「スタイリングブロウジェル」の3つをピックアップしていただきましたが、その中でも特にお気に入りはどちらでしょうか?
ITSUKIさん:
「スタイリングブロウペンシル」ですね。
私たちが、まだ若いメイクアップアーティストの頃って、
自分でペンシルを削ってこの形を作っていたんですよね。
それが綺麗に出来ているっていうのはすごいなあ、と。 芯も硬すぎず、柔らかすぎずっていうところがすごく良いなと私は思っています。
STAFF:
マスク生活という事もあり、"眉"への注目が高まっているように感じていますが
ずっとメイクに携わっていらっしゃるITSUKIさんから見ると今はどういうフェーズで、
みなさんが"眉"について考えていると感じられていますか?
ITSUKIさん:
(眉への注目度の高まりに)実はすごくびっくりしているんです。
私たちメイクアップアーティストにとっては、"眉"ってずっと大切だったんですよね。
目元とかリップカラーにももちろん流行りは色々あるんですけど、
"眉"って、如実に年代の流行がわかりやすく出ていて。
例えば、80年代の太くて直線的な眉や90年代の細眉ブームがあったり。 眉ひとつで顔だけではなく全体の印象が変わってくるっていうところでは、すごく面白いパーツだなって思うんです。
最近の、"眉"への注目度の高まりはすごく嬉しい現象だなと思っていて、私たちメイクアップアーティストにとってはとても仕事のしがいがあります。(笑)
STAFF:
なるほど。 ITSUKIさんは、海外でも活躍をされていますが、海外と日本で"眉"について違いを感じられたりすることはありますか?
ITSUKIさん:
(眉の)毛質がすごく違うので、同じように考えることはちょっと難しいんです。
特に西洋人とのお仕事が多いんですが、ナチュラル感が消えるのでカットはほとんどしない派と、カットをすごくする派に分かれます。
アメリカでは、昔から眉毛サロンがあって、産毛が濃い方が多いので、日本とはちがってワックス処理がすごく一般的なんですよね。
そういう意味では、日本人は眉の処理はすごく楽だと思いますが、ただ毛がまっすぐすぎて動かないんですね。
西洋人はアイブロウジェルで問題なく形を作ることができるんです。
日本人の毛だと、それじゃ全然固定(ホールド)されない 。
なので、今日本で眉毛パーマがブームになるのも分かりますよね。
STAFF:
私たちの感覚だと、海外で流行ったものが日本に入ってくるイメージがあったんですが
それとはまた別に、独自の進化というか独特の日本ならではみたいな部分も多いに感じられていらっしゃいますか?
ITSUKIさん:
そうですね。欧米人っていじらなくてもある程度眉の形がすごくきれいに出来ているんですよね。アイブロウジェルとかでさっと整えるだけで綺麗になる人が多いんですよ。
日本人の場合、しっかり形を作ってあげないと洗練されたイメージが出しにくかったり…
私たち、平たい顔民族ですから。(笑)
やっぱり目の大きさとか骨格とかそういうところもあるじゃないですか。
しっかり整えて、形をつくって、なりたいイメージを決めたほうがいいなと。
そういう部分では、眉毛の役割がとても重要だと思っているんです。
STAFF:
なるほど。今、コントゥアメイクをされている方も多くいらっしゃいますが、日本人の顔の特徴を活かしつつナチュラルに仕上げたいときに気を付けるポイントはありますか?
ITSUKIさん:
眉を描いた後、筆に残ったごくわずかなパウダーを少しだけ眉頭にのせることで自然な陰影がつくりやすいのと、眉まわりをぼかすことで深さが出せますよね。
STAFF:
なるほど。眉メイクをされる中で、ITSUKIさんが心掛けていることはどんなことですか?
ITSUKIさん:
そうですね。やっぱり「どういう人になりたいか」ですよね。
本当にみんながいじらなきゃいけないわけではなくて、私はこのままでいきたいの!っていう人は、そのナチュラルさを維持することも良いと思うし。
最近、男の人とかでもすごく短くカットしたりする方もいますけど、自分で「もうちょっとこういう方がいいかな?」って探していけばいいわけで。眉ってやってみないと分からないところもあるから。
自分でどういう人間になりたいか?をイメージすることで周りの人からの印象っていうのも変わってくると思う。"眉"ひとつの話ですけど。(笑)
STAFF:
最後の質問です。たくさんの方にごメイクをされているITSUKIさんですけれどもご自身の眉でお困りのことはあるんでしょうか ?
ITSUKIさん:
自分の眉は、逆に困っているかもしれない…
STAFF:
ええ!
ITSUKIさん:
メイクアップアーティストはメイクしない派ととてもする派の2パターンがいて。
個人的にはニュートラルでいたいなっていうのがあるので 、基本的にはほぼメイクはせず眉を少し整えるだけでした。
今はそこからまた大人になってきたので、ちょっと洗練された印象をつけたいなっていうところです。
"眉"だけじゃなく、普段やっているメイクの中でもすごく意識しているのは、「良い加減」なんですよね。
「いいかげん」ではなく「良い加減」なところでまとめたいなっていうのがあって。
その中で自分がどこの「良い加減」なんだろうな?っていうのを、今でも探してますね。
STAFF:
ありがとうございました。
Make-up artist
ITSUKI
<PROFILE>
1995年渡米。NYにてファッションを中心に活動。
Pat McGrathに師事し、多大な信頼を受けシニアアシスタントとして活躍。
広告・雑誌はもちろんのこと、その確かな技術と感性で多くのセレブリティから注目を集める。
日本国内ではメーカー・百貨店のコスメティックビジュアルを手がけ、
分野・世代を越え多方面からの支持があり、そのテクニックとセンスは常に高い評価を得ている。
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